2026年5月01日

お知らせ

【イベントレポート】
第6回 こどもDX推進協会Meetup を開催しました

【イベントレポート】
第6回 こどもDX推進協会Meetup を開催しました

一般社団法人こどもDX推進協会は、2026年3月25日(水)に会員間での交流の機会として、総会・Meetupイベントを開催いたしました。

前半は協会・各会議体の活動状況報告やゲストスピーチを実施し、後半はラウンドテーブル・ビジネス交流会を実施いたしました。以下当日の様子をご紹介いたします。
 

投影スライド

来賓挨拶:自由民主党総務会長 有村治子参議院議員

今回は来賓挨拶として、自由民主党総務会長 有村治子参議院議員よりビデオメッセージをいただきました。「こどもDXに関わるサービスを展開されている皆様が協力し合い、各社の垣根を越えたデータの共有が実現できれば、子育て世代の安心と利便性を高める大きな力になる」「データの蓄積を通じて、こどもたちの健康や安全を守ることができる未来の実現に期待しています」と力強いお言葉を頂戴しました。

協会活動の振り返り

髙石 尚和 代表理事(キッズコネクト株式会社 代表取締役)から第6期協会活動の振り返り、4年目以降の取り組むべき課題についてご報告しました。「データ連携がもたらす競争領域の拡大は 今まさに進化の途上にあり、今後数年にわたり皆様と共に挑むべき課題が広がっている」「昨年発表したこどもDX MAPの中にもまだ着手できていない領域がある。今後も協会会員の皆様と共にこどもに関わる領域を網羅できるよう段階的に拡張し、現場で働く方々やこどもたちに様々な価値提供をしていきたい」と呼びかけました。
代表理事交代のお知らせ                                                                                         

協会活動のさらなる発展を目指して、管掌理事として施設系会議体を推進してきた土岐 泰之理事(ユニファ株式会社 代表取締役CEO)が2026年4月より代表理事に就任することとなり、挨拶しました。
※前代表理事の髙石 尚和は理事として引き続き協会運営に携わります。

ユニファ株式会社 代表取締役CEO 土岐 泰之 氏

新代表理事の略歴・就任コメントは、以下プレスリリースよりご覧ください。

2026年4月1日 プレスリリース:ユニファ株式会社  土岐 氏 代表理事就任

第7期 新体制・活動の方向性

新代表理事の土岐より、第7期の新体制として理事体制や会議体制、第7期における協会活動の展望についてご報告しました。特に、官民市場創造プロセス(横軸)× こどもDX領域(縦軸)の面積を最大化することを活動の中核に据え、第7期の展望として 「関連省庁の視座を持った運営」「 ”こどもまんなか”の意味を問い続ける」「官民市場の拡大に貢献」を大きな指針として掲げ、「”克己奉公”をキーワードに、こどもという観点での全体最適を大切にしながら、奉公の精神を持って推進していきたい」と力強く宣言しました。
※ 詳細は投影スライドをご覧ください

新テーマ プレゼンテーション

昨年正会員の皆様に向けてご案内した「新テーマ・会議体の公募」について、ご応募いただいた中から2つのテーマについて発表いただき、参画会員の募集について呼びかけました。

株式会社日立製作所 様

株式会社日立製作所 古谷氏より「データ連携」をキーワードとした、福祉・教育・保健などの行政の記録や、民間の記録、家庭の思い出などの情報を活用し、こども自身が「人生の資産」として保有できる仕組みの実現をテーマとした新会議体についてご発表いただきました。

株式会社iiba 様

株式会社iiba 逢澤氏より「子育て政策DX」をキーワードに、現在の子育ての現場における 紙の手続き中心・情報を自ら取りに行かなければならない申請主義から脱却、プッシュ型の子育て支援の実現をテーマとした新会議体についてご発表いただきました。

ゲストスピーチ
内閣官房 デジタル行財政改革会議 事務局 政策参与 

準公共分野DX戦略担当 畑中 洋亮氏

今回はゲストとして、内閣官房 デジタル行財政改革会議 事務局 政策参与 準公共分野DX戦略担当 畑中 洋亮氏にご登壇いただきました。デジタル行財政改革会議、こども家庭庁やGovTech東京において子育て支援のデジタル化を推進されているお立場から、「こどもDXの次の勝負どころ ~共通基盤の時代に、民間はどこで価値を出すのか~」をテーマに、今後の政策展望についてご紹介いただきました。

前半では、こどもDXや官民連携のあり方について、主軸となる考え方を構造的にご説明いただきました。

こどもDXの目的:「現場の手間削減」と「支援の質の向上」

こどもDXの目的は、「現場の手間削減」と「支援の質の向上」です。デジタル化そのものが目的ではなく、保護者や現場の負担を減らし、本来の支援に注力できる環境を作ることが本質であると考えています。

役割分担の明確化:国は基盤、民間は体験

そして、国としても、こども家庭庁設立からの3年間で、データの連携やルール整備などの基盤づくりに力を入れてきました。そしてこれから こどもDXにおいて重要となるポイントは、国と民間の役割分担です。
今後も国は「共通領域」として、主にバックエンドの基盤、データの共通化・標準化を推進します。その上で、民間企業の皆様にはユーザの体験となるフロント部分で個別最適化を実現し、差別化・競争をしていただきたいと考えており、これを「競争領域」と呼んでいます。
そして 共通領域・競争領域の間に、業界全体でバラバラにやるのではなく データの標準化などを協調して推進する「協調領域」が存在します。

勝機は「共通・協調・競争」の3層設計

これからはただ単独SaaSサービスを乱立させるのではなく、この3つの領域を見極めて事業を組み立てることが勝機だと考えます。国として推進する共通領域ではカバーしきれない部分がどんどん増えてきていますので、「今どの領域で議論し、勝負しているのか」を意識しながら、ユーザにより良い体験を届けていただければと思います。


後半では、具体的な政策展望として、政府全体のデジタル動向から「母子保健DX」「保育DX」「児童福祉・相談DX」「こどもデータ連携」「学校保健DX」など各分野の政策に関して、最新情報や今後のロードマップを含めて詳しくご解説いただきました。

最後には、今後の新たな視点として「民間企業の皆さんはぜひ当事者起点で新しいKPIで評価することを始めていただきたいです。導入件数だけではなく、手取り時間増加・支援接続率・見逃し低減など、保護者や従事者にどのような価値を届けられたのか、個社の指標だけではない形で表現していただけると、更に官民連携が進めやすくなるのではと思います」と呼びかけていただき、今後への期待が込められたお言葉を頂戴しました。

ラウンドテーブル・ビジネス交流会

後半は、テーマごとの7グループに分けてラウンドテーブルを実施しました。各会員企業で取り組むこども関連の事業について互いに紹介し合い、事業を推進する上で抱えている課題や現在注目している最新事例・トピックなどを共有し、大変有意義な場となりました。

また、ネットワーキングの機会として自由にご交流いただける時間では、協会理事にお声がけされる様子や、会場に集まった参加者同士で名刺交換をされる様子も数多く見られ、熱気溢れる会となりました。

第6回 Meetup 総括

第6回Meetupは、内閣官房 デジタル行財政改革会議 事務局 政策参与 準公共分野DX戦略担当 畑中 洋亮氏をお招きしたゲストスピーチを実施し、こども関連政策についてお話を伺うことができ、大変貴重な機会となりました。

参加者の方々から「畑中氏のスピーチでは、国の取り組みの現在地がわかり、非常に有益な情報や新たな視点を得ることができた」「新たな委員会が積極的に動き出している様子を知ることができた」「協会に所属している企業同士、横の繋がりができてよかった」などの感想をいただきました。

今後もより一層こどもDX分野での更なる発展を目指し、協会会員の皆様からの積極的なご意見をいただきながら、こどもDX推進の協働プラットフォームとして社会全体で子育てを支えるための環境整備を推進してまいります。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

こどもDX推進協会のご入会について

こどもDX推進協会では、各種会員(法人会員・自治体会員・施設会員・個人会員)の募集を行っています。当協会の主旨・目的にご賛同いただける方は、日本のこどもDXを活性化させるべく、ぜひご入会ください。

【入会方法・詳細案内は公式HPより】
https://kodomodx.or.jp/admission/

こどもDX推進協会について

こどもDX推進協会は、「デジタル技術を集結し、社会全体で子育てを支えるための環境整備を推進する」をミッションに掲げ、主にこどもDXに関わるシステム標準化、調査・研究、こどもDXに関する政策提言などを行う事を目的として2023年に発足いたしました。「こどもまんなか社会」の実現を実効性を持って推進する上で行政・自治体・公的機関・事業者がテクノロジーを介して連携しうる「協働プラットフォーム」としての役割を目指します。

【概要】
・名称: 一般社団法人こどもDX推進協会
・設立日: 2023年2月20日
・所在地: 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟15階
・団体HP:https://kodomodx.or.jp
・所属団体数:所属団体数:173団体 ※2026年3月25日時点

問い合わせ先:一般社団法人こどもDX推進協会
E-mail:contact@kodomodx.or.jp