2023年12月26日
お知らせ「保活ワンストップ」実現に向けた提言
一般社団法人こどもDX推進協会は、この度「保活ワンストップ※」の社会実装に向けた、具体的なシステム構成について提言を行います。保活ワンストップを始め、子育て世帯向けの様々な支援体制が整備されることで、保護者の保活負担が軽減され、⼦育てと仕事・家事とを両⽴しやすい社会が実現するよう、テクノロジーの観点から寄与をしてまいります。
※保活ワンストップ
保活に伴う保護者の煩雑な役所相談〜園見学〜入園申請フロー、並びに自治体の審査〜割振決定までの業務フローをワンストップで実現するためのシステムの整備。
■提言の背景
令和5年10月26日「デジタル行財政改革 課題発掘対話(第4回)」にて、⼀連の保活に係る保護者の負担が⼤きいとの指摘がなされたことを受け、当協会では保活に係る実態調査を行うために、保活に関する保護者アンケート(詳細以下)を実施しました。その結果、保護者が保活に関する負担を強く感じている現状が示唆されていたことから、当協会として「保活ワンストップ」の実現に向けたシステム構成等について提言を行うことといたしました。
なお、令和5年12月20日「デジタル行財政改革会議(第3回)」でこども家庭庁より提出された資料においても「保活ワンストップシステムの全国展開」が明記されたように、子育て世帯が直面する数ある課題の中でも、「保活における様々な課題をDXによって解決しようとする」動きが加速しつつあります。
■保活に関する保護者アンケート結果
調査対象:
子育てアプリベンダーの登録ユーザー、施設検索サイトの登録ユーザー、保育ICTベンダーの保護者ユーザーなど
有効回答数:696件
調査期間:2023年11月24日~12月3日
保活アンケート結果はこちらからご覧ください。
■提言内容
「保活ワンストップ」実現に向けたシステム構成を検討・提言いたしました。
主なポイントは、以下の3点です。
・保活ワンストップ化に向けた「保活情報連携基盤」を整備すること
・API連携により、各種民間システム(保活支援システム・保育ICTシステム)を有効活用すること
・将来的に包括的保育サービス申請管理システムへと発展させること
提言内容の詳細はこちらからご覧ください。
今後は、「保活ワンストップ」の社会実装に向け、こども家庭庁やデジタル庁を中心とする省庁等における検討に協力し、本提言内容の実現に向け官民連携での取組を進めてまいります。