2023年10月12日
お知らせ「保育施設のICT導入効果に関する実態調査」を実施
一般社団法人こどもDX推進協会は、保育ICT活用による業務負荷軽減に関する効果実感、業務改善効果を高める上での課題抽出を目的とした「保育施設のICT導入効果に関する実態調査」を実施し、調査レポートを公開しました。
■調査実施の経緯
当協会では、保育現場・保護者・自治体の負担軽減に向けたICT活用の実効性について検討を行う「施設DX委員会」を発足し、2023年5月から9月にかけて協議を進めてきました。
協議の結果、保育施設の保育負担軽減を推進する上でのICTの効果検証・エビデンスが不足している現状を踏まえ、保育施設のICT導入効果に関する調査を行いました。
■調査内容の設計
調査実施前に「施設のどの業務で、どのICT機能を利用可能か」を精査し、調査対象業務の整理を行いました。
保育ICTの活用は広範囲に及ぶ為、本調査では業務の中でも、ICTによる業務削減効果が高いと推察される下記の12業務を抜粋し、調査対象としました。
【調査対象業務】
- 登降園時間の記録・管理業務
- 保護者への連絡業務
- 保護者からの欠席・遅刻の受付業務
- 午睡チェックの記入・確認業務
- 保育日誌の作成
- 指導計画の記録業務
- 連絡帳の記入・確認
- 児童票・指導要録の作成業務
- 保育料・延長保育料の計算業務
- 職員間の事務連絡業務
- 職員の出退勤管理
- 送迎バス
■調査の概要
- 調査期間:令和5年9月1日-9月14日
- 調査対象:協会正会員の提供する保育ICTサービスを利用している、全国の認可保育所・認定こども園(幼保連携型・保育所型・幼稚園型・地方裁量型)・小規模保育事業・家庭的保育事業・事業所内保育事業・居宅訪問型保育事業・認可外保育所(認可外の企業主導型保育所を含む)・幼稚園
- 回答者:対象施設で勤務する施設長・主任保育士・保育士(1施設あたり1名のみ回答)
- 回答方法:WEBフォームまたはExcelシートによる回答